九州大学新キャンパス Kyushu University New Campus
新キャンパス計画キャンパスと周辺地域移転情報各種資料
ホーム >>各種資料 >>検討事項:平成24年度
各種資料検討項目

<<前年度の検討項目へ翌年の検討項目へ>>

平成24年度の検討事項

194回193回192回191回190回189回188回

第194回:開催日時:平成25年3月6日

【報告】

  1. 学生の運動場所の確保と食堂(ビッグどら)の改善について
       麻生委員(福利厚生WG長)から、学生の運動場所の確保について、①仮設グランドの代替地や学外運動施設の利用も視野に入れること。②現在計画中の3号調整池の開放スペースへの立ち入り禁止柵の位置変更について要望があった。また、食堂(ビッグどら)の食事の提供について、食事提供者及び建物管理者も加え改善策を検討し、本格的な改善が始まっている。今後も学生の視点に立って必要な処置があれば実施していきたい旨の説明があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 梅雨の豪雨時に3号調整池の水位が上昇するおそれがある場合は、開放スペースを閉鎖し、立ち入らないように対応願いたい。
  2. 有害鳥獣(イノシシ)駆除の実施について
       中本施設環境保全室長から、伊都キャンパスⅢ工区及びⅣ工区の保全緑地内において、銃による有害鳥獣(イノシシ)駆除を平成24年12月26日~平成25年2月28日の期間に実施した結果、8頭を駆除した旨の報告があった。
       なお、前回(第193回)の本委員会において、駆除頭数12頭で報告していたが、本学のエリア内での捕獲は8頭であったことを訂正した。
  3. 樹林地の管理方法及びイノシシ対策について
       吉田委員(緑地管理計画WG長)から、報告2に関連し、伊都キャンパス保全緑地において、イノシシによる法面崩壊や周辺地域の農作物への被害が多発している。同WGでは、イノシシ防除コアチームを設置し、防除柵の効果、景観面の評価、野生生物への影響、設置費用及び学内被害状況等に関する勉強会を平成25年度から3カ年計画で開催、その結果を基に、将来計画を策定し、平成28年から伊都キャンパス全体の具体的な新防除体制を開始することとしたい。また、伊都キャンパス保全緑地内の竹林の管理については、伐採・搬出処分費の観点から、管理上支障の無い限り伐採・搬出を行わないこととし、立ち枯れ等による景観を損ねないよう配慮した対策を講じ、早期の樹林化を目指すこととしたい旨の説明があった後、大要以下のような説明があった。
      • 防除柵については、景観上や効果等の観点から猟友会、近隣住民など大学以外の関係者にも配慮願いたい。
      • コアチームには、当該関係者も考慮して選出することとしたい。また、景観上の観点から伐採竹を利用した柵の検討をしている。
      • 総合研究博物館では、駆除したイノシシを剥製にしており、椎木講堂に展示公開する予定である。
  4. 平成25年4月からの公共バスの運行について
       後郷助教(新キャンパス計画推進室)から、平成25年4月からの公共バスの運行について、九大学研都市駅前のバス乗降場所の変更、運行ルートの変更、ダイヤ改正及び新たなバス停の新設について報告があった後、大要以下のような意見交換を行った。
      • 新設のバス停付近に横断歩道はあるか。
        ⇒少し離れたところにある。
      • 九大学研都市駅前に昭和バスが到着すると同時にJRの電車が出発する状況が多々ある。乗り継ぎ時間の実態を確認願いたい。
      • 学生が九大学研都市駅周辺に居住していることから、JRの最終電車以降も試験的でかまわないので昭和バスを運行してほしい。(特に雨天時)
        →今後、昭和バスに対して要望することとしたい。
      • 理学部移転時の公共バス等の需要の見通しは検討されているのか。
        →OPACKと交通に関する協議を進めている。現在、九大学研都市駅前の混雑解消に向け、バスの乗降場所や運行ルートの変更を計画しており、理学系等の移転時には、今よりもスムーズに対応しきれると考えている。
      • 次回以降、本委員会で交通に関する調査内容を報告願いたい。

【議題】

  1. 伊都キャンパス長期計画の検討体制について
       坂井教授(新キャンパス計画推進室)から、前回(第193回)の本委員会において報告のあった伊都キャンパスフレームワークプランについて具体的な検討を進めるため、プロジェクトチームの設置及び作業スケジュールについて詳細な説明があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 伊都キャンパス内には、埋蔵文化財が点在しており、将来の整備方針についても土地利用計画に取り込んでほしい。
        →埋蔵文化財の活用についても盛り込むこととしたい。
      • マスタープラン2001において想定し得なかった課題について整理し、マスタープランの上位概念となるフレームワークプランを再定義することは賛成するが、短期的検討事項に遅れがでないよう対応願いたい。また、同プロジェクトに、企画部長を追加してほしい。
        →企画部長を加えることとしたい。長期的検討事項をにらみつつ、短期的検討事項は短期に進めるよう検討することとしたい。
      • メンバーが多すぎる。少人数で取りまとめてはいかがか。
        →項目毎にコアチームを構成することとしている。
      • 短期的検討事項に新たな施設を整備する場合、埋蔵文化財包蔵地の調査期間を考慮する必要がある。
  2. 平成24年度計画の自己点検・評価(案)について
       村久木整備計画課長から、平成24年度計画の自己点検・評価(案)は、昨年10月に行った年度中間時点での点検・評価の内容及び個別の年度計画に付されたコメント等を踏まえ、平成24年度末時点における年度計画の達成状況について、大要以下のような説明があった。
      • 理学系施設の実施設計等に関する事項は、実施設計業務を発注するなど年度計画を十分に実施しているが、それ以外にカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の第Ⅰ期棟の完成や同第2期棟、国際村、ドミトリーⅢが事業化されたことなど、年度計画を上回って実施していることから自己評定をⅣとしたい。
      • タウン・オン・キャンパスの整備等に関する事項は、元岡土地区画整理事業地区では、学生向けの共同住宅や飲食店、バイクショップ、コンビニエンスストアなどの生活利便施設の集積や更なる充実に向け商業施設の建設に向けた協議が進められているなど、年度計画を十分に実施していることから自己評定をⅢとしたい。
       次いで、審議の結果、特段の意見はなくこれを決議した。
  3. 平成25年度 統合移転関連経費の要求について
       坂井教授(新キャンパス計画推進室)から、平成25年度のキャンパス移転調査学術研究都市づくり関連調査経費及び保全緑地の管理計画に基づく維持管理経費の要求について説明があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 前年度の予算との比較ではなく、決算額(見込額)との比較を示してほしい。
       次いで、今泉委員長から、次回以降本委員会において平成24年度の統合移転関連経費の事業報告をすることとしたい旨の発言があった後、審議の結果、これを決議した。

【その他】

  1. あかでみっくらんたんの運営について
       上村委員から、「あかでみっくらんたん」を運営している濱地酒造が、都合により3月末をもって運営を休止する。今後は、福利厚生WG等において検討を進めることしたい旨の報告があった。

第193回:開催日時:平成25年2月7日

【報告】

  1. 委員の交代等について
       今泉委員長から、平成25年2月7日付け新キャンパス計画専門委員会委員及び各WG委員の交代について報告があった。
  2. 平成24年度補正事業について
       村久木整備計画課長から、文部科学省からの補正予算の内示に伴い、加速器施設、理学系実験施設、国際村及びカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所第2研究棟など伊都キャンパスの施設整備について報告があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 補正予算の内示に伴い、理学系諸施設の整備が進められるが、先導物質化学研究所の移転も前倒しとなるのか。
        →当初の計画どおり、理学系総合研究棟の開講に合わせて、諸施設を含み順次移転することとしている。
  3. 伊都キャンパス長期計画の検討について
       坂井教授(新キャンパス計画推進室)から、マスタープラン2001を実現していく課程で、(1)学術研究都市構想に基づくまちづくりの進展、(2)国際化と留学生の増加、(3)公共交通、駐車場等の交通の課題、(4)将来拡張と建て替え等の課題が出てきている。
       この課題を踏まえ、解決策をフレームワークプランのなかで整理することとし、今年度は、前提条件の整理を行う。また、次年度(平成25年度)は、骨格の方針、土地利用計画と交通動線を軸として、プランを策定し、50年後、100年後においても、秩序を保ち、持続可能な伊都キャンパスを目指したいと考えている旨の報告があった。
  4. 伊都地区構内循環バスについて
       師富総務調整課長から、伊都キャンパス内の教職員・学生等の利便性を確保するため、平成25年2月から構内循環バスのバス停を3か所増設するとともに、カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所等の開設に併せ、路線を延長する。さらに、平成25年4月からは、福岡市産学連携交流センターへの運行を実施する旨の報告があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 構内循環バスの利用率が上がっていない。利用が進まない理由には、運行時間が1時間以上あいている時間帯もある。できれば、15分間隔での運行をお願いしたい。
      • 工学部からセンターゾーンに移動する利用者のニーズを踏まえ、ビッグオレンジ前(下り線)付近の停留所を設置するなどを考えてほしい。
        →提案を踏まえ、伊都地区協議会の交通対策WG等において検討することとしたい。
  5. 有害鳥獣(イノシシ)駆除の実施について
       岡野統合移転推進課長から、Ⅲ工区及びⅣ工区の保全緑地内において銃による有害鳥獣(イノシシ)駆除を12月26日から2月28日の期間に実施しており、現在までに12頭を駆除した旨の報告があった。

【その他】

  1. 平成25年4月以降の委員会開催日程について
       今泉委員長から、平成25年度前期(4月から9月)の本委員会の開催日程について報告があった。
  2. 福利厚生WGからの報告
       麻生委員から、伊都キャンパスにおける多目的広場の確保及びビッグどらのサービス改善の進捗状況について大要以下のような報告があった。
      • 多目的広場の確保については、調整池(センター2号館南側3号調整池)の周りを立ち入り禁止用の柵で仕切り、池の上の部分の広場を使う方向で調整中である。また、その他の運動広場については前向きに検討を進めている。
      • ビッグどらのサービスについては、管理元と食事提供業者から具体案が出てきており、既に実施している内容もある。
      • なお、本件については、近日中に福利厚生WGにおいて協議することとし、3月開催の本委員会に報告することとしたい。

第192回:開催日時:平成24年12月6日

【報告】

  1. 委員の交代等について
       今泉委員長から、平成24年12月6日付け新キャンパス計画専門委員会委員及び各WG委員の交代について報告があった。
  2. 伊都キャンパスの進捗状況及び今後の整備計画について
       村久木整備計画課長から、現在の伊都キャンパス整備状況及び理学系施設や農場計画など、今後の施設整備について報告があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 理学系総合研究棟の整備に伴い、雨に濡れず各施設群をつなぐ回廊が整備されるのか。
        →理学系総合研究棟からセンター地区の施設まで、段差なく移動できる渡り廊下を設置し、また工学系地区へも雨天時も濡れずに利用できる移動空間を整備することとしている。
      • センター2号館と基幹教育院棟を接続する連絡橋の構造を教えてほしい。風が強い雨天時に通路内が濡れることはないのか。
        →連絡橋の構造は、屋根付きとし、外壁はガラスとアルミサッシですべてを囲んでおり、雨風の影響はない。また、夏場については、風通しができるよう換気設備の設置を予定している。
  3. 有害鳥獣(イノシシ)駆除の実施について
       中本施設環境保全室長から、Ⅱ工区の保全緑地内において銃による有害鳥獣(イノシシ)駆除を9月15日から10月31日の期間に実施し、6頭を駆除した旨の報告があった。
       なお、今後も引き続き、JA福岡等と駆除の範囲や時期を調整し実施する予定である旨の説明があった。
  4. 有害鳥獣(アライグマ(特定外来生物))の出没について
       橫田助教(新キャンパス計画推進室)から、平成23年度に続き、平成24年度の環境監視調査において、伊都キャンパスの保全緑地でアライグマの出没が確認されたことから、アライグマを発見しても近づかないよう注意喚起するとともに、アライグマ対策を検討するため、関係者を対象とした「アライグマ防除講習会」を実施する旨の報告があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • アライグマ出没の注意喚起について、前回はどのような形で学内に周知したのか。
        →各部局あてメールで周知するとともに、学内ホームページに併せて注意喚起している。
      • メールを確認していない学生・教職員もいることから、学内掲示板等に掲示してほしい。
        また、たけのこ竹の子保育園や園に出入りしている保護者にも周知してほしい。

【議題】

  1. 第二期中期目標 平成25年度計画(案)について
       村久木整備計画課長から、第二期中期目標期間内における新キャンパスの環境整備に関する平成25年度計画(案)について報告があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 九大学研都市駅から伊都キャンパスまでの軌道系の導入に関する検討を年度計画に掲げてほしい。
        →軌道系導入のための取り組みは必要ではあるが、年度計画には、実現が不確実な項目は記載できない。今後、別の形で検討を進めていくこととしたい。
      • PFI事業施設の維持管理等のモニタリングについては、相対評価が難しい。他大学の状況を比較検討しているのか。
        →現段階ではしていない。他大学の状況を確認すれば有用な情報が得られるかもしれない。
      次いで、審議の結果、原案どおりこれを議決した

【その他】

  1. 理学系移転に伴う交通対策について
       理学系の移転に伴い、構内アクセスの混雑が想定されるが、Ⅳ工区南門の完成時期を教えてほしい。
        →Ⅳ工区の南北の幹線道路は、平成27年度を完成予定としている。
  2. 理学系の整備に伴う仮設グランドの代替地について
       前回(第191回)本委員会において、理学系の整備に伴う仮設グランドの代替地についてその後の検討状況を教えてほしい。
        →スペースは限られているが、スポーツができる場を検討することとしている。
  3. ビッグどらの食事の改善について
       前回(第191回)本委員会において、ビッグどらの食事の改善について、その後の検討状況を教えてほしい。
        →PFI事業者の三菱サービスから本学からの要望に対する回答文書の提出があっているが、学生が納得する内容になっておらず、見直しするよう再度要望することとしている。

第191回:開催日時:平成24年11月1日

【報告】

  1. 平成25年度 概算要求における移転事業について
       今泉委員長から、平成25年度の概算要求における本学の統合移転事業に関して、文部科学省から次のとおり連絡があった旨の報告があった。
      • 第Ⅲステージの整備のうち理学系施設の着手を認める。
        なお、理学系総合研究棟の整備については、一部をPFI事業で行うもので、残る施設整備は、箱崎キャンパス等の売却収入での整備となることから、早急な事業整備のため資金調達等を行いながら進めていく。
      • 第Ⅲステージの整備のうち、文系・農学系施設の整備については、具体的な土地処分の状況等を踏まえ、着手時期及び規模を判断する。
        また、既存キャンパスの分断の状況、施設の老朽化、狭隘化及び耐震性能不足など本学の問題点を明確に示すとともに、できるかぎり早期に移転事業を完遂するよう、来年度以降も引き続き文部科学省と協議する。
      • 移転整備を円滑に進めるため、箱崎キャンパス等を早急に処分し、財源を確保する必要があり、関係機関との調整を加速するなど跡地処分の積極的な取り組みを要請する。
      • 地域との連携や民間資金の活用など法人化のメリットを最大限に活かした整備を文部科学省とも調整を図りながら実現することなどにより、財政支出の軽減に寄与することを求める。
       引き続き、村久木整備計画課長から、理学系施設の整備に伴う対象施設、全体スケジュール、整備手法の概要について詳細な報告があった後、大要以下のような意見交換があった。
      • 理学系施設の全体面積は当初計画からどの程度増減しているのか。
        →後日改めて示すこととしたい。
      • 農学研究院棟の整備手法について教えてほしい。
        →今回は、第Ⅲステージの整備のうち理学系施設の着手が認められたもので、文系及び農学系の整備の事業形態については、今後、文部科学省と協議することとなる。
      • 全学共有スペースやプロジェクト研究スペース等の用途を教えてほしい。
        →学内規程に基づき、研究及び教育に関する優れた取り組みを効率的かつ円滑に進めるための拠点形成の場として、伊都キャンパス全学共用スペースを設置している。
  2. 統合新領域学府の伊都キャンパス移転計画への参加について
       村久木整備計画課長から、統合新領域学府の3専攻の拠点をイーストゾーンに設置することについて、具体的な整備計画の検討をセンター・イーストゾーンWGのもとで文系地区基本設計検討コアチームに参加し作業を進めることとしたい旨の報告があった。
  3. 九大祭学内公開行事のための木造シェルターの設置について
       末廣委員から、人間環境学研究院において、木材の新たな活用を目的として平成21年度に設置した構造物が劣化しているため、撤去を行うとともに、新たに工学部建築学科で製作した創造物を設置する。
       なお、設置期間については、当面、学園祭の期間とし、安全性の問題を確認した上で最長1年間としたい旨の報告があった。
  4. 平成24年度伊都キャンパスの生活状況等に関する学生アンケート結果について
       麻生委員(福利厚生WG長)から、伊都キャンパスの生活状況等に関する学生アンケートの結果の概要について報告があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • アンケートの回収率を上げるため、今年度から2年生が多く在籍する6月に調査を行ったところ6%と昨年度同様に回収率が低かったことから、今後、設問をスリム化するなど回答率を上げる方策を検討していきたい。
      • 食事に関する記述においては特に、ビッグどらの「金額が高い」、「おいしくない」、「レトルト食品が多く、学生の健康を考えてほしい」など学生の不満が非常に多い状況である。
      • 理学系総合研究棟の整備に伴い、気軽に運動できる仮設グランドが利用できなくなることから、代替地の検討を進めてほしい。
      • 学生のアルバイト先が少ない。今すぐに解決できないと思うが、その場を提供できるよう近隣に商業施設など、まちづくりを急いでほしい。
      • 「自由記述の概要」の記述については、もう少し積極性がある書き方にしてほしい。
        →ご指摘の趣旨を踏まえ修正することとしたい。
       ついで、今泉委員長から、本日いただいた意見を踏まえ、今後の取り組みに活かしていくこととしたい。また、伊都地区協議会に付議し併せて検討を進めていきたい旨の発言があった。

第190回:開催日時:平成24年10月4日

【報告】

  1. 今後の学研都市における交通に関する調査について
       吉田教授(新キャンパス推進室)から、財団法人九州大学学術研究都市推進機構(OPACK)において、統合移転スケジュールを踏まえた公共交通機関の現状及び今後の課題など、平成23年度に行った交通に関する調査結果について説明があった後、大要以下のような意見交換を行った。
      • 理学部新営建物の建設が認められたことで、平成27年度後期には約2,000人の教職員が移転することが緊急の課題であり、課題解決に向けて協力願いたい。
      • 九大学研都市構想の中長期の展開については、今宿駅や周船寺駅からの交通対策を考えているのか。また、唐津市との連携も必要で、将来的なものを見据えた広い範囲での検討を進めてほしい。
        →人口増に伴い、糸島半島全体の生活インフラの検討が必要と思われる。今後、関係地元自治体等と連携し検討を進めていくこととしたい。
      • 学生・教職員以外の人口増を見込んでいるのか。また、九大学研都市駅前の駅広場がその人口増にふさわしい計画となっているのか。
        →今回の調査では学生・教職員以外の人口増は見込んでいない。また、人口増に対して、バス乗車位置を駅北口のロータリーだけではなく、駅南口に新設するなどの分散化を検討している。
      • 国道202号線など幹線道路は今でも渋滞しているところもある。糸島市まで含めた広い範囲で、まちづくりや交通インフラの課題をOPACKで検討してほしい。
       次いで、今泉委員長から、理学系の移転に伴い、交通計画が緊急の課題となっていることから、学内の交通計画WGにおいて検討することとしたい旨の発言があった。

【議題】

  1. 農場計画(Ⅳ工区)の一部変更(案)について
       今泉委員長から、前回(第189回)の本委員会において「農場計画(Ⅳ工区)の一部変更」について提案し、各部局等に変更案の意見を求めていたが、反対意見の提出がなかった旨の説明があり、審議の結果、これを決議した。
       なお、本件は、10月23日開催の将来計画委員会に付議することとしたい旨の発言があり、これを了承した。

【その他】

  1. 平成24年度 新キャンパス計画専門委員会 [後期日程]について
       今泉委員長から、平成24年度の本委員会の後期(11月~3月)開催日程の周知連絡があった。

第189回:開催日時:平成24年9月6日

【報告】

  1. 委員の交代等について
       今泉委員長から、平成24年9月1日付け新キャンパス計画専門委員会委員及び各WG委員の交代について報告があった。
  2. 平成23年度環境監視調査報告について
       横田助教(新キャンパス計画推進室)から、新キャンパス計画専門委員会環境WG及び新キャンパス環境監視委員会からの意見を基に作成された 「九州大学統合移転事業環境監視調査平成23年度総合報告書」について報告があり、各調査項目とも早急な対策が必要となる事項は確認されていない旨の報告があった。
  3. 平成24年度 伊都キャンパス用地購入について
       江頭資産活用課長から、平成24年度に、約9.6ha(実測)の伊都キャンパス用地を福岡市土地開発公社より再取得し、今年度で全ての用地購入が完了した旨の報告があった。
  4. ウエスト・ゾーンにおける土地の利用申請について
       村久木施設部整備計画課長から、工学系総合研究棟(コラボスペース)の整備など以下のとおり3件の利用申請があり、ウエスト・ゾーンWGにおいて審議の結果、了承された旨の報告があった。
      • 不足する工学系の研究スペースを解消し、寄附講座や大型外部資金の獲得を推進するための施設として、ウエスト4号館北側に総合研究棟(コラボスペース:鉄筋コンクリート構造地上3階建 延べ床面積:1,720m2)の整備を行う。
      • 警固断層帯の調査・研究に関する採取試料の観察および一時保管を行うため将来拡張用地にコンテナハウス(約10m2)の設置を行う。
      • 伊都キャンパスウエスト3号館西側に配置している液体窒素タンク3基のうち1基(現在停止中)を同キャンパス内の水素先端科学研究センター(HY10)南側へ移設する。
  5. センター・ゾーン将来拡張用地の利用申請について
       村久木整備計画課長から、カーボンニュートラル・国際研究所で行う研究の一環として、伊都キャンパスセンターゾーン内に海洋観測に使用する実験機器の保管及び整備を行うための倉庫(約100m2)、また観測船上や陸上観測で使用する移動式実験室(コンテナ・ラボ)の設置に伴う将来拡張用地の利用申請があり、イースト・センター・ゾーンWGで審議の結果、了承された旨の報告があった。
  6. 有害鳥獣(アライグマ(特定外来生物))の出没について
       橫田助教(新キャンパス計画推進室)から、伊都キャンパス の保全緑地でアライグマが確認されたことから、国内では噛まれてケガをしたといった事故が発生していることを考慮し、発見しても近づかないよう学生・教職員への注意を喚起願いたい旨の報告があった。
  7. 有害鳥獣(イノシシ)駆除の実施について
       上村伊都共通事務部長から、Ⅱ工区の保全緑地内において、学生・教職員への危険回避及び農作物等への被害防止のため、6月23日から7月31日の期間、銃による有害鳥獣(イノシシ)駆除を実施し、平成16年からの実績は123頭である旨の報告があった。
       なお、引き続き9月15日から9月28日、10月2日から10月31日の間駆除を実施する予定である旨の報告があった。

【議題】

  1. 農場計画(Ⅳ工区)の一部変更について
       岡野統合移転推進課長から、第184回開催(平成23年11月2日)の本委員会において文化財WGから提言があった元岡・桑原遺跡群第55・56次調査地の取り扱いを受け、糸島市側からの道路計画「前原中央ルート」に接続する学内道路を断念し、その道路分の面積を圃場に加えた計画に変更することについて、関係WGと協議した結果、今回、農場計画の一部変更(案)を提案する旨の説明があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 将来、遺跡群を整備する際の周遊路や取り付け道路はどのように整備されるのか。本日提案があった圃場の一部を利用することも考えられるのか。(今以上に圃場の面積が縮小するおそれがあるのか。)
      • 遺跡群の保存については、現在、文化庁や福岡市埋蔵文化財調査課などの関係者と協議を進めている段階で、保存方法など具体的な整備方針は、今後検討することとしたい。
      次いで、審議の結果、今泉委員長から、本日提案の「農場計画(Ⅳ工区)の一部変更(案)」対する意見等があれば、9月21日(金)までに企画部統合移転推進課あて提出願いたい。なお、本件については、次回以降の本委員会において取り扱いを決定したい旨の発言があり、これを了承した。

第188回:開催日時:平成24年6月8日

【報告】

  1. 委員の交代等について
       今泉委員長から、平成24年5月11日付け新キャンパス計画専門委員会委員及び各WG委員の交代について報告があった。
  2. Ⅲ工区農場予定地における先行栽培調査について
       横田助教(新キャンパス計画推進室)から、伊都キャンパスⅢ工区農場予定地において、広大な圃場を作物栽培等で使用した場合の周辺環境への影響を調査するため、福岡県(福岡農業普及指導センター)、糸島市、JA及び周辺地域の農林水産業者とで組織した糸島農業産学官連携推進協議会(アグリコラボいとしま)と連携し、先行栽培を実施する旨の報告があった。
  3. 平成24年度伊都キャンパスの生活状況等に関する学生アンケートについて
       杉山学生生活課長から、伊都キャンパスで勉学している学生を対象とした、キャンパスライフの状況等に関するアンケートを実施する旨の報告があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 前年度のアンケート回収率が、5%と低いことから、回収率を上げる方策を検討しているか。
        →昨年度まで12月に実施していたが、伊都キャンパスに2年生が多く在籍する6月に変更するとともに、広報や当該部局に協力を依頼している。
      • アンケート結果をどのように反映していくのか。
        →アンケート結果を踏まえ、学生の生活環境改善に活かすよう検討を進めたい。
      • 事務局において、公共バスの低額定期券の発行について事業者と協議を進めている。このことから、問9に「定期券の購入」の設問を設け、学生の意見を聞いてほしい。
        →定期券に関する設問について検討することとしたい。
  4. 伊都キャンパス施設整備の進捗状況について
       村久木整備計画課長から、伊都キャンパス施設整備の進捗状況について報告があった後、大要以下のような意見交換が行われた。
      • 進捗状況に示す建物の形状が、既に地区基本計画で決定しているものと、今後検討されるものが混在し、当該部局内で誤解を生じている。
        →地区基本設計を完了していない建物は全て新キャンパスマスタープラン2001の建物形状を掲載している。今後、誤解を生じないよう工夫することとしたい。
      • 前回(第186回)の本委員会において、基幹教育院棟の地区基本設計の変更に伴って生じる建物の圧迫感やセンターゾーンからの軸線の確保、イーストゾーンの景観については、実施設計の段階で可能な限り反映させるとのことであったが、今回は、その説明も含まれているのか。
        →基幹教育院の建物については、現在、パブリックスペースWG長及び、マスターアーキテクト委員長とともに検討を進めているところである。
  5. 伊都キャンパスにおける公共バス利用状況及び居住環境状況について
       後郷助教(新キャンパス計画推進室)から、公共バスの利用状況及びキャンパス周辺の居住状況について報告があった。
▲ページの先頭へ