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資料集

伊都キャンパス保全緑地の利用に関する注意事項等について
 (第147回 新キャンパス計画専門委員会 〔平成17年11月8日〕において報告)

本学伊都キャンパスの生物多様性保全ゾーンを含む約99haの保全緑地は、環境と共生する魅力的なキャンパスつくりを育てていくうえに不可欠であり、また、この地域の生物多様性の保全に貢献するという役割を担っています。このため、本学学生・教職員の皆様には、保全緑地の利用に関する下記の事項等を遵守し、同キャンパスにおける生物多様性の保全についてのご理解とご協力をお願いします。

1.放流などの禁止
伊都キャンパスでの生物保全の大きな特徴は、野生生物の地域特有の性質を守るために、遺伝子のかく乱を可能な限り避ける努力をしていることです。このため、貴重な野生生物を採取、捕獲しないことはもちろんですが、他の地域から、生物を持ち込むことも厳重に慎まなければなりません。特に、以下の点に注意してください。
① ブラックバスなどの外来魚はもちろん、メダカ・フナ・コイなどの在来魚であっても、保全緑地内の池には、放流しない。
② 猫などのペットを捨てない。野猫や野犬に餌をやらない。
③ 野生動物の餌になるような食料、残飯を野外に放置しない。
2.動植物の捕獲・採取の禁止
保全緑地には、希少な植物を移植して保護している場所や、両生類、魚類、は虫類、小型ほ乳類などの生き物にとって重要な生息地があります。盗掘などを防ぐため、特別な表示をしていない場合があります。歩道をそれて、緑地の中に入り込んだり、植物等を採らないようにしてください。
3.夜間の立入禁止
保全緑地内には、夜行性の動物が多く、なかにはマムシのように危険な動物もいます。許可なく、夜間に立ち入らないようにしてください。
4.野生動物監視カメラや環境計測機器などの保守
野生動物の「監視カメラ」や「環境計測機器」などを保全緑地内に設置し、調査をしていますので触れないようにしてください。なお、機器の異常に気づいた場合は、事務局等に連絡をお願いします。
5.生物多様性保全ゾーンでの活動への協力
生物多様性保全ゾーンは、伊都キャンパスにおける生物保全活動の拠点ゾーンです。このゾーンでの活動状況の一例を図示(裏面参照)していますので、研究活動や保 全活動に支障を来たさないよう協力をお願いします。
6.市民ボランティア活動への協力
生物多様性保全ゾーン内の仮設の建物は、伊都キャンパスで植生保全活動や生物調査を行っている市民・学生ボランティア活動の拠点です。ボランティア活動に協力願います。
7.私有地への無断立入の回避
伊都キャンパスは、まだ造成中であり、大学の敷地と個人所有の土地との境界にフェンス等がなく、境界がわかりにくい箇所があります。周辺住民等とトラブルが生じないよう、無断で他人の土地に入らないように注意してください。
【伊都キャンパス生物多様性保全ゾーンの図】  (クリックで拡大します)
生物多様性保全ゾーンの図
 
 PDF版:■ 伊都キャンパス保全緑地の利用に関する注意事項等について [498kB]
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