土地利用の基本像
1. アカデミックゾ−ン
 研究教育施設が配置される空間がアカデミックゾ−ンであり、いわゆる大学活動の中心である。大学の規模と東西に長いという地形的制約からいくつかのゾ−ンコアを設定し生活拠点としつつ、連続性を保つように施設を配置する。
 また、キャンパス東部は、将来的に土地利用が進むと考え、地域と結ぶ交流施設を配置。本部・交流ゾ−ンは、大学の顔にふさわしいエントランス広場等を配置する。
2. 農場ゾ−ン
■水田圃場計画
 水田圃場は、稲作期に大量の水が必要であることから、用水の確保が容易である平川池周辺とA地区の現状水田の一部に配置する。
■畑作圃場等計画
 水の確保、土壌、現地形のままで活用といった諸点を踏まえ、キャンパス用地南西部、また、飼料栽培圃場等は、平川池周辺の水田圃場用地西部に配置する。
3. 運動施設ゾ−ン
 運動施設は、課外活動、健康、スポ−ツ科学実習、福利厚生があり、課外活動を主とした運動施設をキャンパス用地北西部に配置し、全学共通教育に必要な運動施設はアカデミックゾ−ンに適宜配置する。
4. 緑地ゾ−ン
■用地南側斜面
 用地境界に沿って集落があり、自然を残し、集落との緩衝地帯とすると共に、緑地環境の創造、環境の保全に役立てる。
■その他
 既存のため池や河川の水量確保、地元の井戸水利用に配慮する。