九州大学新キャンパス Kyushu University New Campus
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新キャンパス計画の経緯①:「移転の背景」(~平成3年)

【移転決定からマスタープラン策定まで】
移転理由
  1. キャンパスが分離していることから、全学教育と専攻教育・大学院教育のスムーズな連携や、共同研究の実施等に障害が生じていること。
  2. 施設の老朽化や狭隘化により、教育研究面の高度化や多様化への適応が困難であること、緑地の不足などキャンパスとしてバランスを欠くこと。
  3. 福岡空港の延長進入区域であることから、航空機騒音により教育研究に著しい支障を来していること。事故再発への懸念。
  4. 箱崎地区で、高層化・集約化した施設を再開発整備することは、航空法上の高さ制限など様々な要因からきわめて困難であること。
九州大学が新キャンパスづくりを決めた背景には、上記のような要因がありました。平成2年、「現敷地での再開発整備を含めた21世紀における新キャンパスの在り方」について検討の結果、「原則として、全部局をあげて移転する統合型キャンパス構想を早急に検討すること」という提言が新キャンパス構想委員会よりなされました。これを受けて、立地条件や、行財政上の諸問題等を検討しながら移転候補地の選定作業をすすめ、平成3年10月、現在の新キャンパスである福岡市西区元岡・桑原等地区を移転候補地とする「九州大学新キャンパス移転構想(学長試案)」が評議会で承認されました。
一方、平成3年の「大学設置基準の大綱化・簡素化」(文部省令の改正)によって、画一的であった学部教育カリキュラムや取得単位等を大学の自主決定に任せるという大幅な規制緩和がなされることになり、全国的な「大学改革」の潮流は、一気に大きくなりました。九州大学でも、大学院の整備・充実による教育・研究における「大学院重点化」という基本戦略をまとめ(「九州大学における大学改革の基本構想(平成4年6月)」)、その後、教育・研究、管理・運営、社会との連携など、全分野にわたる大学改革を、「九州大学の改革の大綱案(平成7年)」に沿って進めました。こうしてつくられた新しい九州大学像を空間的に実現する舞台として、新キャンパスを整備することになりました。

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