九州大学新キャンパス Kyushu University New Campus
新キャンパス計画キャンパスと周辺地域移転情報資料集
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資料集新キャンパス委員会による成果

移転用地内古墳の当面の保存方法について 平成12年5月23日

平成12年5月23日
 新キャンパスにおける埋蔵文化財は、「九州大学新キャンパス基本構想における埋蔵文化財の取扱い方針(平成9年7月30日将来計画小委員会決定)」に基づき、福岡市教育委員会によって発掘調査が実施されており、その経過は次のとおりである。
  1. 第1工区に包蔵する「石ケ元古墳群(円墳)」は、現状保存については確認調査まで、記録保存については本格調査まで終了している。
  2. 第2工区に包蔵する現状保存の「かなくそ古墳(前方後円墳)」及び平成10年5月26日評議会決定の造成基本計画で対象外となっている「石ケ原古墳(前方後円墳)」は、確認調査まで終了している。
 平成12年から着手される造成工事に伴い、上記古墳に係る劣化等を防止するために必要な応急的措置について、新キャンパス計画専門委員会の下に設置した文化財ワーキンググループに検討を依頼し、平成12年2月4日に別紙のような意見が提出され、平成12年2月18日の本委員会に報告された。

 本委員会は、この専門家の意見を踏まえ、当面の保存方法として、内部主体に土嚢を詰め、墳丘は土盛りをして復元し保守するとともに、今後の新キャンパスマスタープラン策定に際し、墳丘のままとするもの、又は石室を展示公開するものなど、古墳の整備計画について検討を行うものとする。
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