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キャンパスの緑地は、周辺との緩衝緑地としての機能が必要であり、保存される緑地の森林率が確保される必要がある。
用地全体が標高 1~120mの丘陵地形であり、東西に小山がある他は、谷筋は耕地による開発が 進み、それらの間に尾根が入り込む地形である。また、用地中央を横断する南北の分水嶺と東西 の分水嶺があり、周辺集落(元岡、桑原集落等)は生活用水として井戸水、農業用水として地表 水、井戸水の双方を利用している。従って、造成計画にあたっては、これらの水の保全に十分配慮した計画とする。
用地内には大原川(2本に分岐)とその湧水源がある。大原川については、1本にまとめることも考えられるが、各所で湧水があることが地元から提示され、付け替えを行えば湧水量が減少 し、周辺農業地帯に灌漑用水不足等、多大な影響を及ぼすことが考えられるため、付け替えは行 わない。湧水源は地元の貴重な水資源となっているので、背後地の森林を保存する等、極力影響 を及ぼさない計画を行う。
開放的キャンパスづくりの一環として、「大学の顔」を明快にする必要から、桜井太郎丸線と キャンパスの接点をオープンカット方式とし、A・B地区とC・D地区などとの連結によるキャ ンパスの一体性をもたせるために、ペデストリアンデッキ等によって車道と交差せずに人と自転 車でA・B地区とC・D地区などとの移動ができるよう配慮する。
用地内には、前方後円墳6基、円墳68基等の古墳が確認されており、試掘調査等の中間報告を基に、九州大学内外の研究者及び関係機関から慎重な意見聴取を進め、「九州大学新キャンパ ス基本構想における埋蔵文化財の取扱方針」が平成9年7月30日の将来計画小委員会において 以下の通り決定された。その方針を遵守する。