2019(令和元)年度日本都市計画学会計画設計賞 令和2(2020)年6月5日
学術研究都市の拠点として地域と共生する九州大学伊都キャンパス
九州大学伊都キャンパスは、272ha の広大な敷地に延べ床面積52 万m2、学生・教職員18,700 人を擁するキャンパスとして2018 年に移転を完了しました。2001年の新キャンパス・マスタープラン策定から移転完了に至るまで
17 年の歳月を費やし、学術研究都市の拠点として、地域社会や地域環境と共生する大学キャンパスを実現しています。 全国に先駆けて実施した学府・研究院制度を施設づくりに活かして文理融合型の施設群を構成し、学内外の各種分野の専門家の参加によって社会実装の場として大学を位置付け、複合的な機能と高質なデザインとマネジメントを実現していること、文化財や環境の課題に対応させたワーキングなど、地域と共生する大学に相応しい検討体制を計画の初期段階から構築していることなどが高く評価され、2019(令和元)年度日本都市計画学会計画設計賞を受賞しました。
この賞は、都市計画に関する計画、設計、事業などに関する作品で、都市計画の進歩、発展に顕著な貢献をしたものを顕彰することを目的として、1959(昭和34)年に創設された賞です。
記事 https://www.kyushu-u.ac.jp/f/39328/20_05_29_01.pdf
木材利用優良施設 林野庁長官賞 (平成24年4月)
平成24年4月に本学伊都キャンパスにオープンした「伊都ゲストハウス」が、福岡県農林水産部及び福岡県木材利用推進協議会の推薦を得て、平成24年度木材利用優良施設の表彰式(木材利用推進中央協議会主催、農林水産省後援)において「林野庁長官賞」を受賞しました。
伊都ゲストハウスは、燃えしろ設計や小径木材つなぎ合わせ利用等に工夫が施されるなど、公共建築物の木材利用事例として高く評価されたものです。
平成24年7月30日に木材会館(東京都江東区新木場)で行われた表彰式において、今泉 勝己 九州大学理事が、皆川 芳嗣 林野庁長官から表彰状を授与されました。
木材利用優良施設の表彰は、木材の利用推進等に寄与すると認められた優良な施設に対して毎年度実施されているものです。平成24年度の応募総数は全国から121施設で、厳正な審査の結果、農林水産大臣賞1点、林野庁長官賞3点、木材利用推進中央協議会会長賞5点が選定されました。
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皆川長官(右)と今泉理事(中央) |
伊都ゲストハウス外観 |
多目的ホール内観 |
日経ニューオフィス賞 九州・沖縄ニューオフィス奨励賞 (平成24年9月)
優秀照明施設九州支部長賞 (平成22年5月)
平成22年5月20日(木),社団法人照明学会九州支部より,平成21年照明普及賞 優秀照明施設 九州支部長賞の受賞作品の発表が行われ,本学から(伊都)総合学習プラザの受賞が決定しました。
「照明普及賞」は,1957(昭和32)年創設以来,毎年,優れた照明施設に授与されるものです。
その他詳細については,
照明学会のホームページをご覧ください。
福岡都市景観賞
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福岡都市景観賞 |
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伊都キャンパス空撮 |
福岡市が主催している第23回福岡市都市景観賞に,九州大学伊都キャンパスが選ばれました。
福岡市都市景観賞は,ゆとりとうるおいのあるまちをつくるため,また,福岡らしい個性と顔と
魅力を持ったまちを育てるために,地域に根ざした市民主体のまちづくりを目指す取り組みの一つ
として1987年に創設されているものです。
今回受賞対象となった伊都キャンパスは,糸島半島の豊かな自然環境と溶け込むように地形を活
かし個性的で重厚な建物と開放的な空間を構成している点が評価されました。キャンパスの景観を
つくりあげるため,デザインマニュアルをつくり景観形成に全学の知見を集めた誠実なプロジェクト
であること,そして,学内の研究者と市民が連携した里山整備と希少種保存に取り組んでいること,
また,新たな都市空間を地域と一体となって築いていること,さらに,社会との共生により九州大学が
核となる学術研究都市の整備に期待しての受賞となりました。箱崎キャンパスにある事務局第一庁舎
(第13回)と旧工学部本館(第22回)に続いて,大学として今回が3回目の都市景観賞の受賞となります。
環境賞 (平成14年5月)
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環境賞トロフィー |
275haの広大な丘陵地を開発するにあたって、学内外の研究者、専門家の参加型ワーキンググループによってキャンパス用地の分析と計画の検討を行い、生態系や埋蔵文化財など、でてきた課題を一つ一つ検討し、必要に応じて計画にフィードバックしてきました。特に学内外の英知を結集して大規模事業における環境との共生を積極的に進めた点、および、大規模開発の範となる画期的な事業として注目に値するだけでなく、今後の土木事業の行うべき先進的な事例を示すものとして高く評価され、九州大学と福岡市土地開発公社が進めた本プロジェクトに対して、2002年5月に土木学会より環境賞が贈られました。
福岡市役所ロビーで「環境賞」記念展示
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テープカットする、(左から大森邦明福岡市土地開発公社理事長、有川節夫九州大学副学長、
西憲一郎福岡市助役、生田征生福岡市教育長の各氏。 |
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会場風景 |
九州大学と福岡市土地開発公社が中心となって環境共生を積極的に進めた新キャンパス建設プロジェクトが、「大規模開発の範となる画期的、先進的な事例」として高く評価され、平成13年度の土木学会「環境賞」を受賞しました。
この受賞を記念した展示が、2002年5月27日(月)から30日(木)までの間、福岡市役所で開催されました。開会に際して、大森邦明福岡市土地開発公社理事長は、「今回の受賞は、関係する多くの方々の努力が実ったもの。感謝申し上げます。」と挨拶しました。
会場となった一階ロビーには、「環境賞PRゾーン」「移転事業PRゾーン」「埋蔵文化財紹介ゾーン」が設けられ、カスミサンショウウオやシャジクモなどの動植物、「マスタープラン2001」のイメージ模型や学術研究都市構想を紹介するパネル、製鉄炉遺跡のレプリカなど多くの資料が展示されました。
マンスフィールド賞 (平成13年12月)
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杉岡前総長ご夫妻と
リー主席領事(後列左) |
故マンスフィールド元駐日米国大使(1977年から88年まで在任)の功績を記念して、日米関係の発展に大きく貢献した九州・山口地域の個人や団体に対して毎年贈られるマンスフィールド賞(在福岡アメリカ領事館と福岡アメリカン・ビジネス・クラブが89年創設)が、2001年12月、九州大学の杉岡洋一前総長に贈られました。
九州大学総長在職中の2期6年にわたり数々の大胆な改革に取り組み、新キャンパス建設のマスタープラン策定に当たっては、シーザー・ペリ&アソシエーツジャパンを含む日米設計共同体をコンサルタントに選出し、21世紀のキャンパスづくりに取り組み卓越した拠点形成のきっかけをつくっていることや、全国の国立大学に先駆けて設立された
JTWプログラム等を通じての米国人留学生の受け入など、日米パートナーシップ促進への画期的な貢献が高く評価されたものです。