新キャンパスの計画は、「九州大学における大学改革の基本構想」、「九州大学新キャンパス計画の基本方針」と「九州大学の改革の大綱案」を踏まえて、センター・オブ・エクセレンスに相応しい統合型新キャンパスの実現を目指すものである。
しかしながら、大学設置以来ともいえる大学院重点化に向けての大幅な組織改革についてはいまなお検討が続いており、新キャンパスの計画は、その内容が十分明らかになってはじめて構想できる。
その意味では早い時期に組織改革の内容がまとめられることを期待するが、その一方で諸手続きの上から、また学内の合意形成や地元交渉の上から新キャンパスの早急な計画立案が求められている。
そこで、既存資料を基に、素案としての
新キャンパス計画の基本構想0次案を平成6年3月に報告した。次いで、平成 5・6年度の調査データと学内諸氏の多様な意見を踏まえて0次案を修正し、また、改革の大綱案を先取りしながら、ここに1次案を作成し報告するものである。